昨日、ある地域のチェーン店本部にて社長と新店のリニューアルに伴う
マーケティングの打ち合わせを行ってきました。
最近、店舗の立地調査でも動いているのですが、色々と考えなければならない
要素が多いですね・・・

社長とのマーケティング打ち合わせ。新店リニューアルコンセプト策定中
巷では、コンサルティング会社の間でも、マクドナルドが出店していればそのそばに店舗を出店
すれば間違いない!という情報があり、僕も一時期そのように考えていたのですが(汗)、
商圏分析を本格的に行うようになってからはそうでもないように感じています。
2:6:2の法則とはよく言われるものですが、マクドナルドなどの多店舗展開をしている企業にも
この法則はあてはまります。
つい最近まで、海外にも出店している美容室。今10店舗くらいだったかな。
その規模の美容室のエクステ専門サロン全店のマネジメントを統括してこられた
凄腕の方と一緒にお仕事をさせて頂いていたのですが、
その方がマクドナルド出身で、色々とおもしろいお話を聞かせて頂いておりました。
月々数千万円の売上を達成しているマックの店舗もある一方で、
月に数百万円の売上規模の店舗もあること。
あのような大手のチェーンストアは、売れっ子店舗の20%があるから
月数百万円規模の店舗でもその恩恵ゆえに存続できているという背景があるわけなんですね。

マクドナルドの近隣に美容室を出店しさえすれば大丈夫。と考えるのは短絡的。
実際に街を歩いて自分の目でマーケット規模、ターゲットを分析する必要がある。
つまり、商圏分析をきちんとしないまま、
「マックが出店してるからとりあえず近場に出店しちゃえ!」だと、
売れっ子20%のそばならまだしも、下位20%のマックの近くに出店してしまうと
非常に痛い目に遭う場合があるとのこと・・・
ハード面はリニューアル、ソフト面は企業努力による向上を目指すことができますが、
立地だけは一度出店してしまうとそうはいえません。
そうした中できちんと美容室の商圏分析を行わないまま出店してしまうのは
あまりにリスクが多いものといえるでしょう。
出店を考えているエリアに、
どれだけ人がいるのか?
どんな競合店があるのか?
どんな施設があるのか?
ということをチェックするのは当然のこと、人はどんな種類の人達なのか?
ビジネスマンなのか?学生なのか?OLなのか?
出店した場合に面する道路を往来する人たちの心理状況はどういったものなのか?
ゆっくり買い物をしたいのか?
仕事を終えてさっさと帰宅するためだけに通ろうとしているのか?
将来お店の顧客となる可能性のある方たちがどのような思いで通りを歩いているのか、
顧客心理になって考えていく必要があるなということを感じています。
年内は美容室予約システムカミングスーンのホームページリニューアル、
僕自身の事業の経営戦略の見直しだけでなく、クライアント会社から頂いている
9つほどのプロジェクトが同時進行で詰まっていますので商圏分析はなかなか難しいですが、
年明けあたりに地道な市場調査を1週間ほどやって店長会議で使うプレゼン資料でも
作成しようかなどと考えています。
お客さまの身になってどれだけ考えることができるか?
どれだけ、他社にはないものを提供できるか?
美容業に限らず、ビジネスの本質は上記の言葉につきるなと感じるこのごろですね。
美容室経営コンサルタント 田中